どうも、こんにちは!
今回は『君が、仲間を殺した数 -魔塔に挑む者たちの咎-』1巻の感想を書いていきます。(この記事には 1巻のネタバレが含まれているのでご留意ください)
1巻の表紙
1巻の感想
「君が、仲間を殺した数 -魔塔に挑む者たちの咎-」1巻を読みましたが、ザ・ダークファンタジーみたいな小説でした。
主人公であるスカイツが どんどん絶望に落ちていく描写が読んでいて、キツかったけど面白かったです。
序盤で、少し未来のスカイツが描かれて、そこから誰が亡くなってしまうのか予想しながら読むのも楽しかったな。
これからもまだ続きそうなエンディングだったので、これからのスカイツの物語がどうなっていくのか気になります!
それでは、気になった場面や登場人物ごとに感想を書いていきます。
場面ごとの感想
断章 死出の一日
最初に断章が描かれているのがよかったですね。
スカイツがもっている≪技能≫から 誰が亡くなってしまうのかを予想しながら読んでいました。
第三章 生死を分かつ投刃
終盤はキツい展開が多かったけど、目が離せなかったな。
投刃ってことで、スカイツの職〈投手〉に関係があるのかなって思ってたけど そうではなかったです。
クアラが 亡くなってしまいそうな時に スカイツが何度も呼びかける場面がとても悲しかったです。
登場人物ごとの感想
スカイツ
今作の主人公であるスカイツですが、スカイツが どんどん苦境に立たされていくのが見応えがありました。
スカイツの職は〈投手〉です。 投手は需要が少なく、不人気な職みたいです。
その代わり、スカイツは 一歩引いて全体の戦局を見ることに長けていました。
スカイツは イェリコから〈理外の力〉を得ました。
それは、スカイツが死を乗り越えるたびに仲間全員に存在ごと消えてもらうという力でした。
その特典として、消えた仲間のスキルを全て引き継ぐことができるそうだけどヤバい能力ですよね。 いつか気が狂ってしまいそうな能力だなって印象でした。
最後、スカイツは シアの元を離れて、一人で塔を登ることにしたけど大丈夫かな?
最初の〈断章〉で シアの構術を使っているような描写があったので、不安になってしまいました。
スカイツが 報われることを願っています。
シア
シアは 話し方が可愛い、水色の髪の女の子ですね。
「断章」で、スカイツが火の構術を使っていたことが、非常に悪い予感を覚えさせます。
シアも死んでしまうのかな? スカイツが シアと別れてしまったことが原因で、シアが亡くなってしまうとかありそうで怖い..
クアラ
スカイツたちのギルド〈ストラト・スフィア〉の星光雪華(ルミナス)をやっています。
スカイツやベイトたちにとって、母的な存在のようにみえたな。
クアラも亡くなってしまったけど、スカイツが誰よりも早く塔を登ることができて 生き返ることはできるのかな?
もし生き返ったクアラが クアラではなかった的な展開はやめてほしいな..
イェリコ
イェリコは スカイツに〈礎〉の力を与えた謎の人物ですね。 スカイツのことを少し馬鹿にしたような話し方をしていました。
イェリコは 何者なんだろうな。 スカイツ以外の時間を止めることができていたし、神様的な存在なのかな?
スカイツと「スカイツが誰よりも早く塔の果てへと至れたなら、スカイツが喰べた物達を全員蘇らせる」という約束をしました。
イェリコもスカイツには 塔を誰よりも早く登ってほしいみたいだから、嘘はついていなそうだけど 何か不安ですね。
クロヤ
クロヤは スカイツとパーティを組んだ良いやつですね。 クロヤは 一人の女性のことをずっと想っていて、その相手を治す薬を求めて 塔に挑んでいました。
クロヤは スカイツたちよりも数段強く〈無謀ノ拳〉という職で、拳で敵と戦っていました。
最後では 何も分からずにスカイツが出て行って、シアだけが残ったので、これからクロヤがどんな行動を起こしていくのかも気になります。
シロハラ
シロハラは クロヤと一緒に行動しているネズミです。 クロヤのサポーター、治め役的な存在のように感じました。
シロハラの種族は「黄金覇武星」。
シロハラは 〈塔導師〉の役割を持っていながら、食べたものに応じて様々な効果をもたらすことができるみたいで 非常に優秀だな。
シロハラも これからスカイツとシアとはどのような関係になっていくのか楽しみです。
まとめ
「君が、仲間を殺した数 -魔塔に挑む者たちの咎-」1巻を読みましたが、とても面白かったです。
スカイツやシア、クロヤには どうにか幸せになってほしいです。
これからの展開が気になる感じで終わったので、2巻を読むのが楽しみだな。
それでは、読んでくれてありがとうございました。
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