【七つの魔剣が支配する】 10巻 感想 オリバーの過去に救いがなく悲惨すぎた。 オリバーとシャノン、グウィンの関係性がよき!

「七つの魔剣が支配する」10巻の表紙画像 ライトノベル
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どうも、こんにちは!

今回は『七つの魔剣が支配する』(ななつま)の10巻の感想を書いていきます。(この記事には 10巻のネタバレが含まれているのでご留意ください)

オリバーやシャノン、グウィンのことが大好きになりました。

 

10巻の表紙

 

「七つの魔剣が支配する」10巻の表紙画像

 

最初に

10巻の表紙は、オリバーとシャノン、そして宿敵の一人であるデメトリオが飾りましたね。

本巻で描かれたオリバーの過去やデメトリオとの戦いがマッチしていて良い表紙だな。

 

10巻はこれまでの「ななつま」シリーズの中で最も面白くて感情を揺さぶられました!

他の巻よりも厚いだけあって、見所が多くて 何回も読み返したくなる物語でした。

 

前半部分では決闘リーグの決着、後半部分ではオリバーの復讐について描かれましたね。

決闘リーグの決勝戦も読み応えがあったけど、後半のデメトリオ戦が特に最高だったな。

 

これまで あまり見えていなかったオリバーの過去も描かれて、悲しい物語ではあったけど非常に読み応えがありました。

 

オリバーの行く先がこれからどうなっていくのか、更に気になってきた巻でした。

それでは、気になった登場人物と場面ごとに感想を書いていきます!

 

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登場人物ごとの感想

オリバー=ホーン

10巻にして、オリバーの過去が明らかになりましたね。 これまでオリバーの過去は過酷なものだった暗示はあったけど、想像以上に悲惨な過去でした。

本当に救いがなくて、オリバーの過去を映像化するのは難しそうだな。

 

オリバーが母の仇を討った後に「今よりも少しだけ世界を優しくする」「優しいものが、優しいままであれますように」と願うシーンは少し泣きそうになってしまったな。

 

デメトリオからも オリバーの余命はそう長くないと言われていましたね。 オリバーには幸せな人生を送ってほしいけど、復讐を果たすことを目的としているから 厳しそうだな。

 

シャノン=シャーロッド

シャノンは10巻の表紙をオリバーと共に飾っていましたね。 シャノンもオリバーと同様に過酷な過去をもっていました。

 

過去にシャノンがオリバーとの間に子どもができていたのはかなり驚きました。 その子どもは生まれて直ぐに亡くなってしまったけど..

生まれてくる子どもは女の子で、オリバーのことが大好きだと伝える場面は印象に残りました。

 

オリバーは当然だけど、シャノンも 難しいだろうけど、これから少しでも幸せな未来が待っているといいな。

オリバーとの間に無事に子どもが誕生しているIFストーリーも見てみたいなぁ。

 

グウィン=シャーロッド

グウィンの登場機会も多かったですね。

これまでどうして弟であるオリバーの指示を何よりも重要にしているのか分からなかったけど、その謎が明らかになりましたね。

 

グウィンは本来自分が背負うべきものだったことをオリバーに抱えさせてしまったことを、非常に悔やんでいました。

 

オリバーが シャノンに触れる資格がないといったときに、「俺には息をする資格がない」といって 本気で首を絞める場面は驚いたな。

オリバーが死ねといえば死ぬが、オリバーのことを見守るためにもう少し生かしてくれというシーンは印象に残りました。

 

10巻を読みながら、いつか グウィンがオリバーを守って死んでしまいそうな雰囲気を感じたなぁ。

オリバーとシャノンと一緒に 無事に生き残ってほしいです!

 

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テレサ=カルステ

今巻でもテレサは可愛かったですね。

オリバーのことを何よりも大事に想っていて、決闘リーグの活躍を褒めてもらおうとしていた姿が可愛かったな。

 

テレサはオリバーが無理やりナナオに責められたことを知って、そのことでナナオに復讐をしようとしていましたね。

結果的にはテレサはナナオには通用することはできませんでしたね。

 

テレサが自分のふがいなさに泣いているシーンは少し驚きました。 オリバーと出会った頃に比べて、本当に感情が豊かになったなと改めて感じました。

 

オリバーとテレサの絡みは大好きなので、次巻以降もみていけると嬉しいです!

 

ユーリィ=レイク

ユーリィの結末についても描かれましたね。

5巻の頃から、ずっとメインキャラクターとして登場していたので 亡くなってしまう場面はかなり切なかったです。

 

ユーリィは デメトリオの使い魔的な存在で、デメトリオは 教師殺しの犯人を探るために情報を探らせていました。

デメトリオとの戦いで ユーリィがオリバーの攻撃の隙をつくる展開がアツかったですね!

 

オリバーと星空を見る約束をしていたけど、一番悲しい形でその約束が果たされてしまいましたね。

思い入れができたキャラクターが亡くなってしまったのはより悲しかったです。

 

デメトリオ=アリステイディス

オリバーの3人目の仇敵ですね。

10巻の後半ではデメトリオとの戦いが描かれましたね。 デメトリオ戦はこれまでの戦いの中でもトップクラスに苦戦を強いられていました。

本当に 最初のダリウスはどうしてあんなにアッサリ勝利することができたんだろう(笑

 

デメトリオは 第五魔剣「死せる胡蝶の夢」をもっていました。 相手の認知を変える能力を持っていて、戦場において 強力な能力ですね。

 

デメトリオがオリバーの過去を覗きましたが、その過去の過酷さに オリバーに対して同情してしまうところはよかったです。

オリバーの母のクロエを襲ったことにも 何か重要な秘密がありそうですね。

 

ナナオ=ヒビヤ

ナナオは 強引にオリバーにキスを迫ったことから、関係が気まずくなっていました。 そのことについて、とても悩んでいる様子でした。

 

テレサから戦いを仕掛けられましたが、その戦いによって悩みを晴らすことができたのは結果オーライになりました。

 

オリバーが性的接触にトラウマを抱えていることを聞いても、ナナオは受け入れましたね。

オリバーとナナオの関係は 身体を共にする関係にまで至りました。 ナナオが「穴に棒を突っ込む頃合いもいずれ必ずどこかで」と下ネタじみた話をするのは面白かったな。。

 

「ななつま」の物語を読む感じ、オリバーとナナオがくっつくのかな?

カティやシェラ、シャノンなど魅力的なキャラクターがたくさんいるので、他のキャラクターにも希望があると嬉しいです。

 

アルヴィン=ゴッドフレイ

ゴッドフレイは決闘リーグにてレオンシオと激闘を繰り広げましたね。

ゴッドフレイとレオンシオの戦闘は 魔法の撃ち合いで、戦いを観ているだけで 目が危険になるレベルでした!

 

ゴッドフレイが レオンシオの思いを知って、初めて負けてもいいと思ったと正直に自分の思いを伝える場面はよきでした!

 

カティ=アールト

10巻はカティの過去回想から始まりました。

カティはかなりサイコパスというか、ぶっ飛んだ価値観を持っていました。お腹が空いた魔獣に 自分の腕を食べさせた場面はかなり驚きました。

 

今巻を読む限り、カティはガイとくっつきそうだな。

「剣花団」のみんなは、オリバーやガイ、ピートと子どもをつくる方法でカティをとめようと考えていました。

 

いつか、カティに子どもが誕生する展開もあったりするのかな?

 

パーシヴァル=ウォーレイ

パーシヴァルはレオンシオが自分の後継としている後輩ですね。

 

パーシヴァルがオリバーのことを非常に高く評価していて、自分とは違う陣営のオリバーに対しても もし学生統括になった際には生徒会のコアメンバーに指名するほど注目していましたね。

 

自分の後任にオリバーを据える可能性を考えていると言い切っていたのも堂々としていましたね。

 

ヴェラ=ミリガン

ミリガン先輩は面白かったですね。

ミリガンの戦い方は彼女らしさが十分にでていて面白かったです。

 

学生統括に選ばれると思っていて、ワクワクしていたのに 自分ではなくリントンが選ばれたときの反応は切なかったけど面白かったな。

 

ミリガンは グウィンからオリバーの復讐仲間として足りえるとおもわれていました。

ミリガンがオリバーやグウィンたちに協力している姿はあまり想像がつかないけど、彼女がどうなっていくのか気になってきますね。

 

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まとめ

「ななつま」10巻は個人的にシリーズの中でも一番の神巻だったな。

オリバーの過去について深掘りされる巻だったので、とても読み応えがありました。

 

オリバーの復讐がどこに行き着くのか楽しみですね。

それでは、読んでくれてありがとうございました。

 

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